中国船、一時領海侵入 今年2回目、尖閣
- 2014年1月27日
- 世界のニュース
【共同】27日午前8時50分ごろから同9時5分ごろにかけて、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船3隻が相次いで侵入し、午前11時すぎに領海外側の接続水域に出た。午後1時すぎには接続水域からも出た。海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船の領海侵入は12日以来で今年2回目。2012年9月の尖閣国有化後では計76日となった。
外務省の伊原純一アジア大洋州局長は、中国の韓志強駐日公使に電話し厳重に抗議した。政府は領海侵入を受け、首相官邸の情報連絡室を官邸対策室に格上げした。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、3隻は「海警2112」「海警2151」「海警2337」。領海を航行中、巡視船が領海から出るよう無線で警告すると、海警2337は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)や付属の島々は古来、中国固有の領土だ」と日本語と中国語で応答した。
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