NY株反落、189ドル安 新興国通貨に懸念再燃
- 2014年1月29日
- アメリカ発ニュース
【共同】29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は新興国の通貨下落に対する懸念再燃で大幅反落し、前日比189.77ドル安の1万5738.79ドルで取引を終えた。約3カ月ぶりの安値水準。ハイテク株主体のナスダック総合指数は46.53ポイント安の4051.43だった。
トルコやインド、南アフリカなどの中央銀行が自国通貨を防衛するために相次いで利上げを発表したが通貨安は止まらず、新興国経済の先行きに不安感が広がった。米量的金融緩和の縮小継続が決まったことも相場の重荷となり、下げ幅は一時220ドル近くに達した。
一方、緩和のさらなる縮小決定を受けて、新興国の通貨下落の影響は限定的だとの見方も浮上。ダウ平均は下げ幅を縮小する場面もあった。
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