300年ぶり石垣修復 名古屋城で本格化

 【共同】名古屋城(名古屋市)で約300年ぶりの石垣修復工事が本格化している。高さ約15メートルの石垣は上端の長さで計123メートル分が取り除かれた。作業規模は全国有数といい、解体した巨石からは、築城に当たった大名の刻印も多く見つかっている。

 名古屋城は石垣を含め国の特別史跡。江戸時代前期の1682年に石垣補修を許可する古文書が見つかっており、修復は17世紀終わりごろ以来とみられる。

 工事は2004年、本丸搦手馬出を囲む外堀沿いの石垣で始められた。石垣内側部分の土が雨水を吸収し、歳月を経て膨張。圧迫された石垣は、たるんだ腹部のように出っ張っていた。放置すれば均衡が崩れ、崩落する危険もあったという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る