化学兵器廃棄完了と発表 リビアとOPCW

 【共同】リビアからの報道によると、化学兵器禁止機関(OPCW)とリビアは4日、リビアがカダフィ政権時代から保有していたマスタードガスなどの化学兵器の廃棄作業を完了したと発表した。総保有量は約26万トンとみられていた。

 リビアでは、最高指導者だったカダフィ大佐が2003年に大量破壊兵器開発の放棄を約束。当初は07年までに完全廃棄する見通しだった。11年のカダフィ政権崩壊に至った政変後は、化学兵器がイスラム過激派などに流出することも懸念されていた。

 リビアのアブドルアジズ外相は4日の式典で、カナダやドイツ、米国から技術協力や支援があったとして謝意を表明。OPCWは、シリアの化学兵器をことし6月30日までに全廃するとしており、リビアでの廃棄を「国際協力のいい手本になる」と指摘した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る