小規模ソーラー計画、件数で過半数に〜中国、日本、米国がけん引

 世界で建設が進められている250キロワット(kW)から5メガワット(MW)の小規模太陽光発電(PV)事業が、件数では総数(4300件)のほぼ半分を占めることが業界調査NPDソーラーバズの月例報告で分かった。

 クリーン・テクニカ誌によると、進行中の計画が多いのは中国、日本、インド、タイ、オーストラリアのアジア太平洋諸国のほか、ドイツ、イギリス、イタリア、フランスの欧州諸国と米国およびカナダ。これらの市場は、今後5年間で世界のPV需要の80%以上を供給することになるという。

 現在、世界で進行中のPV事業計画の総出力は95ギガワット(GW)に上る。出力では50MW以上の大規模事業が68%を占めるが、件数では250kW〜5MWの事業の方が多い。

 特に中国、日本、米国の3カ国では現在、250kW以上のPV事業が3600件以上、出力にして約65GW分の建設が進行中。このうち24GW分は2014年中に完成する予定となっている。

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