ホンダ「アコード」、米国で「カムリ」抜く

 ホンダは20日、同社の中型セダン「アコード」が、2013年の米国での個人向け販売で長年トップを保ったトヨタの「カムリ」を抜き、首位に立ったと発表した。

 ブルームバーグ・ニュースによると、アコードの個人向け販売台数は36万89台。これに対しカムリは、総販売台数は40万8484台と12年連続でトップだったが、個人向け販売は34万2007台だった。

 ホンダはリテール(小売り)重視の戦略をとっており、米販売全体に占める個人向けの比率が98%を超える。カムリは約84%となっている。米自動車メーカーは一般的にフリート(大口販売)への依存率が高く、販売総数の25%以上を占める。

 米国ホンダのジョン・メンデル上席副社長は「個人向け販売への注力がホンダ商品の再販価値の高さに直結している」と話した。

 自動車情報ALGによると、アコードは13年型の中型モデルの中でも最も残存価値が高く、中古車価格情報大手ケリー・ブルー・ブック(KBB)による中型車の再販価値最優秀賞も受けている。カムリはいずれの評価でも上位3位に入っていない。

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