ジャカルタの工場売却へ 生産集約しコスト削減 シャープ、韓国勢に対抗

 【共同】経営再建中のシャープが、インドネシアの首都ジャカルタにあるプロガドゥン工場で液晶テレビや白物家電の生産を終了し、同工場を売却する検討に入ったことが28日、分かった。ジャカルタ郊外のカラワンで昨年秋から運転を始めた新工場に生産を集約し、コストを削減。現地で競合する韓国メーカーなどに対抗していく。

 プロガドゥン工場の敷地面積は約13万平方メートル。1971年から主にインドネシア国内向けの商品を生産してきた。ことし2月に洗濯機の生産を終え、2015年春までに冷蔵庫の生産も終了する。その後、液晶テレビの製造を新工場に移し、全商品の生産を停止する予定だ。

 条件によっては工場を売却せず、他社に貸し出す可能性もある。

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