「ロシア軍」姿消す クリミア、増派の情報も

 【共同】ウクライナ・クリミア半島に展開するロシア軍とみられる部隊が11日までに、中心都市シンフェロポリの行政府や近郊の空港から姿を消した。一方でロシア軍が軍用車両やヘリコプターを増派したとの情報もある。16日のクリミア住民投票を前に「ロシア軍」の動きをめぐる謎が深まっている。

 シンフェロポリの行政府からは、先週後半からロシア軍とみられる部隊がいなくなった。代わりに現れたのが、ロシアから来たという自警団的な愛国主義集団、迷彩服のコサックらだ。近郊の空港も同様に、迷彩服の集団が警備に当たる。ウクライナ軍基地を包囲する兵士の数が減少するケースも出ている。

 これに対し「ロシア軍」が増派を続けているとの証言も少なくない。

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