富豪向け資産管理ソフトウェアで台頭

 シリコン・バレーでは、次世代を担う革新的人材が次々に登場する。ジョー・ロンズデール氏もその一人だ。30歳にして、何人分かの成功をすでに手中に収めつつある。ビジネスウィークによると、同氏が現在注力しているのは、資産管理を劇的に合理化するシステムで、資産運用や投資業界に画期的変革をもたらす可能性を秘めている。

▽著名ヘッジ・ファンドで修行

 ジョー・ロンズデール氏が、著名ハイテク投資家ピーター・ティール氏のヘッジ・ファンドであるクラリウム・キャピタルに就職したのは9年前のことだ。

 スタンフォード大学を卒業したばかりだったロンズデール氏には、投資や金融に関する実務経験はほとんどなかったが、働き始めてからしばらくすると、ティール氏が投資していた初期のフェイスブック(Facebook)株を含む何件かの資産運用を管理するように… 続きを読む

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