アジア向けLNGの輸出承認〜オレゴン施設、西海岸では初

 連邦政府は24日、オレゴン州に建設予定の液化天然ガス(LNG)生産施設からのLNG輸出を承認した。LNG輸出の承認は今年2件目。国内では現在、ウクライナ危機の対応に豊富なエネルギーを利用せよというホワイトハウスへの圧力が高まっている。

 カナダのベレセン(Veresen、アルバータ州)が建設を計画する施設は「ジョーダン・コーブ(Jordan Cove)」と呼ばれ、LNG輸出プラントに西海岸では初めて承認された。ロシアによるウクライナ南部のクリミア編入に伴う緊張が、今回の承認を早めたかどうかははっきりしない。今年1件目のLNG輸出承認は6週間前に発表されており、昨夏以来の輸出承認の間隔(約8週間ごと)におおむね一致する。

 日本、インドなど、米国と自由貿易協定(FTA)を結んでいない国への輸出はこれまで7件承認されている。うち6件は最近10カ月以内に承認された。ジョーダン・コーブは欧州でなくアジアの買い手を対象に計画されている。

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