メタンの量アジアが突出 強い温室効果、衛星で観測

 【共同】地球温暖化を引き起こす力が強いメタンが、アジアから突出して多く排出されているとする観測結果を、国立環境研究所と宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチームが27日、発表した。これらの地域では水田や湿地からの発生や、化石燃料が不完全燃焼したことに伴う排出が多いという。

 従来の地上の観測結果に加え、日本の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」のデータを初めて使い、世界を約40地域に分けて排出量を推計した。

 2011年5月までの2年間の観測によると、地域別の年間排出量はインドを含む南アジアが約4900万トンで最大、次いで東南アジアが4700万トンだった。中国東部や日本を含む東アジアは4200万トンだったが、日本の排出量は比較的少ないという。

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