マイクロソフト、コルタナでシリに対抗 〜 モバイルOSを大幅刷新
- 2014年4月3日
- ハイテク情報
マイクロソフト(Microsoft)は2日、ウィンドウズ・フォンの最新版となる8.1に、音声認識機能のコルタナ(Cortana)を搭載することを明らかにした。アップルのiOSに搭載されているシリ(Siri)やグーグルのアンドロイド(Android)OSの音声認識機能に対抗するもので、モバイルOS市場での本格的な巻き返しを狙う動きと言える。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ウィンドウズ・フォン8.1は、マイクロソフトが2013年に投入したパソコンおよびタブレット向けのウィンドウズ8.1と連動し、連絡先やスケジュール管理、そのほかの情報およびデータを簡単に同期できるようにすることで、企業市場に訴求したいという狙いもある。
マイクロソフトによると、コルタナは利用者の言葉を認識して、その内容に関連する情報を端末やインターネットから発見して音声で知らせる機能だが、シリやグーグル・ナウの優れた部分を兼ね備え、単なる音声認識機能にとどまらず、利用者の要望を予期するよう設計されている。
ウィンドウズ・フォン新版の発表にともなって、ノキア(Nokia)は2日、新版OSを搭載した旗艦機種ルミア930を含む計3機種を発表した。マイクロソフトはノキアの携帯機器事業を買収することがすでに決まっており、ノキアの前CEOがマイクロソフトのモバイル端末事業担当副社長に就任したばかり。
一方、サムスン電子を含む約10社がウィンドウズ・フォン8.1機種を市場投入する計画を明らかにしている。
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