船の排水、国際規制 生態系保護の条約発効へ 日本の技術に商機

 【共同】空荷の貨物船などのタンクに入れ安定を保つ海水「バラスト水」による外来種侵入を食い止めるため排水浄化を義務付ける国際条約が、締約国の増加により年内に発効要件を満たす見通しとなった。外交筋が7日明らかにした。採択から10年を経て海の生態系破壊への対策がようやく始まる。

 バラスト水は寄港先で荷物を積む際に捨てられるが、貝や甲殻類、藻類、細菌を本来の分布域の外に運び在来種の減少など思わぬ被害を与える。

 生物除去が難しく条約発効の障害になっていたが、特殊なフィルターや薬剤の開発が進展。条約で除去装置設置を迫られる船は推定7万隻に上り、技術力を武器に受注競争に加わる日本企業には大きな商機となりそうだ。

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