米長官「重大な懸念」 ウクライナ、関係国協議へ

 【共同】ケリー国務長官は7日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ウクライナ東部で親ロシア勢力が「ドネツク人民共和国」樹立を宣言したことなどに重大な懸念を表明した。「自発的なものとは思えない」と述べ、ロシアが関与しているとみていることを伝え、介入を強くけん制した。米国務省が発表した。

 米露外相は緊張緩和に向けて、10日以内に米露とウクライナ、欧州連合(EU)による協議を開催する方向で一致したもよう。具体的な日時や議題は今後調整する。

 ロシア外務省によると、ラブロフ氏はウクライナの連邦化と中立宣言を実現する同国憲法の修正が必要と主張、欧米の協力を求めた。

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