入院食費の負担増検討 大病院初診「1万円」案も 医療制度改革で厚労省

 【共同】厚生労働省は11日、入院患者が医療機関に支払う食費の自己負担額(1食当たり原則260円)を大幅に引き上げる方向で検討に入った。全額自費の在宅患者との公平性を図る狙いがある。社会保障審議会の部会を月内にも開き、公的医療保険全体の制度改革に向け、具体的な議論を進める。

 混雑しがちな大病院の外来についても、軽症患者の受診抑制を促す。紹介状がない場合、初診時に通常の窓口負担とは別に一定額の支払いを求める方向だ。政府の社会保障制度改革国民会議の議論では、1万円を徴収する案が出ていた。

 このほか、医師や月収約120万円以上の会社員など、高所得者の保険料引き上げも検討する。厚労省は年内に制度改革案をまとめ、来年の通常国会への関連法案提出を目指す。

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