企業の関電離れ過去最多 13年度、2987件 電気料金値上げが影響
- 2014年4月16日
- 日本発ニュース
【共同】関西電力と2013年度に電力の供給契約を打ち切った企業や自治体の件数は2987件で、過去最多となったことが16日、分かった。13年4月に企業向け電気料金を値上げしたことが影響したためで、契約を打ち切られた電力は計37万キロワットに上った。自ら発電するなどして電力を安く供給する特定規模電気事業者(新電力)への切り替えが進んでいるとみられる。
関電との契約を打ち切った件数は、契約電力が50キロワット以上の企業や自治体の2・5%程度に相当するとみられる。ことし4月以降も関電との契約をやめる企業などは相次いでおり、関電離れがこのまま続くようだと15年3月期の業績にも影響を与えそうだ。年度が変わった14年4月1日時点でも既に678件が離脱している。
これまで離脱件数が最多だったのは、10年度の1623件。11年度は195件、12年度は61件にとどまっていた。
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