理研調査委員長が辞任 石井氏の論文に疑念

 【共同】新たな万能細胞とされたSTAP細胞の論文問題で、小保方晴子氏の不正を認定した理化学研究所の調査委員長を務める石井俊輔上席研究員が25日、調査委員長を辞任した。自身の論文にも画像の切り貼りなどの疑念が指摘されたため、辞意を申し出て認められた。

 理研は、石井氏の疑念について予備調査に乗り出した。調査委は、小保方氏の不服申し立てを受けて、再調査に乗り出すかどうか審査しているが、審査のスケジュールや態勢に影響を与えそうだ。後任の委員長には、委員から渡部惇弁護士を選んだ。

 石井氏は自身の研究室のホームページで、画像を切り貼りして文章の説明の順番通りに入れ替えていたことが分かったと説明。論文を掲載した医学誌の出版元から修正する許可を得たことを明らかにした。石井氏は「疑念を抱かせてしまったこと、迷惑をかけたことを深くおわび申し上げる」としている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る