円安で利益6割増 増税前の駆け込み需要も
- 2014年5月2日
- 日本発ニュース
【共同】発表が本格化する2014年3月期決算で、東証1部上場企業(金融を除く)の経常利益の合計が前期に比べ6割超の増益ペースで推移していることが2日、分かった。円安で収益が回復した製造業が全体を引っ張った。消費税増税前の駆け込み需要も幅広い業種で利益を押し上げた。
業績改善を背景に14年春闘ではトヨタ自動車やパナソニックのベースアップ(ベア)が現行の要求方式になってからの最高額を記録するなど賃上げの動きが拡大した。
ただ、3月の日銀の企業短期経済観測調査(短観)で、企業は14年度の設備投資に慎重だった。今後は円安効果が薄まる上、増税が消費に悪影響を与えることも懸念され、15年3月期の増益幅は縮小する見通し。好業績が続き一段の景気改善を呼ぶ好循環につながるかどうかは不透明だ。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ