ハリケーン、北東部まひ状態に 高潮警戒、避難命令も

 【共同】大西洋上を北上するハリケーン「サンディ」の接近で、米国では連邦政府機関や国連本部が29日閉鎖された。ニューヨークの公共交通機関は28日夜から全面運休し、110万人が通学する同市内の学校は29日、休校に。空の便も数千便がキャンセルされ、米国の人口が密集する北東部沿岸の活動はまひ状態となった。

 ニューヨーク港の水位は29日夜(日本時間30日午前)最大3メートル上昇する見通し。ブルームバーグ市長は28日、高潮を警戒し市内の公立76校に避難所を設け、金融街に近いマンハッタン島南部を含む沿岸地域の約37万5000人に強い言葉で避難命令を出した。

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