激戦州で大統領リード 全米支持率はロムニー氏

 【共同】11月6日投票の大統領選は最後の1週間に突入、ボランティアらを総動員した戸別訪問など「地上戦」が最高潮を迎えた。共和党のロムニー候補は全米の支持率で民主党のオバマ大統領を逆転、勢いに乗るが、勝敗を分ける激戦州ではオバマ氏がわずかなリードを保ち、逃げ切りを図る。態度未定の有権者はわずかで、北東部をまひ状態にしたハリケーン「サンディ」が選挙を左右する恐れも出てきた。

 ハリケーン「サンディ」は過去最大級となる恐れがあり、両陣営とも遊説日程の変更を強いられるなど、波乱要因に急浮上した。05年にルイジアナ州ニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」級の被害となれば、選挙への影響は必至だ。

 特にオバマ陣営にとって、熱気の低下が指摘される黒人やヒスパニック、若年層など支持基盤の投票率を下げることになりかねない。

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