大画面スマホの出荷数急増〜1Q、世界市場の1/3に

 スクリーン・サイズが5インチ以上の大画面スマートフォン(多機能携帯電話)の世界出荷数が、2014年1〜3月期は前年同期比369%の大幅増加となり、スマホ市場の3分の1(34%)を占めたことが市場調査カナリスの集計で分かった。

 ロサンゼルス・タイムズによると、1Qのスマホ総出荷数は29%増の2億7940万台。基本ソフト(OS)別ではアンドロイド系が81%を占め、iOSは16%、ウィンドウズ・フォンが3%で続いた。ブランド別では最大のサムスンが31%、2位アップルは16%だった。

 国別では中国が最大市場で、出荷数の35%を占めた。続く米国は12%だった。

 カナリスのアナリスト、ジェシカ・クウィー氏は「流れは間違いなく高級な大画面スマホに向かっている」と話した。5インチ型以上の大画面機ではサムスンが44%のシェアを握ると指摘しながら、「消費者は現在、大画面の高級スマホを望んでいる。同部門のアップル不在は長くは続かず、競争力を維持したいアップルは数カ月のうちに何らかの手を打つとみられる」と語った。

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