祝祭中の死者500人超 シリア、停戦実現せず

 【共同】シリア人権監視団(英国)によると、イスラム教の祝祭「犠牲祭」の最終日の29日、シリア各地でアサド政権の部隊と反体制派の内戦による死者は計80人以上となった。国連とアラブ連盟合同のブラヒミ特別代表が一時停戦を提案した4日間の祝祭中の死者は計500人を超えた。AP通信などが伝えた。

 人権監視団によると、祝祭入り前の死者数は連日150人前後だった。祝祭中の停戦は実現せず、死者数に劇的な減少は見られなかった。

 政権側は29日、首都ダマスカスや周辺部、北部アレッポ、イドリブ両県などの反体制派拠点に対し、これまでで最多の計60回以上の空爆を行った。反体制派は、地上戦で劣勢に立たされている政権側が空爆で挽回を図ろうとしているとみている。

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