南シナ海で「親中」修正を 米、ASEAN議長に要請

 【共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題をめぐり、米政府高官がASEAN議長国カンボジアの外相に対し、中国寄りの態度を改めるよう直接促していたことが分かった。外交筋が30日、明らかにした。

 11月20日に日米中ロなどの首脳も参加しカンボジアで開かれる東アジアサミットでは、海洋安全保障が主要議題。尖閣諸島をめぐる日中の対立などもにらみながら、米国はこれ以上、中国を利する議長采配をしないよう、くぎを刺した形だ。

 だがカンボジア側は「ASEANは領有権問題を裁く法廷ではない」などと従来の主張を繰り返しただけだったという。

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