交通事故の保険料値下げへ 死者数減で15年度にも
- 2014年5月23日
- 日本発ニュース
【共同】損害保険料率算出機構は23日、損保各社が交通事故の傷害保険料を決める際に目安となる「参考純率」を平均4.4%引き下げたと発表した。交通事故での死亡者数が減っていることが要因。参考純率引き下げを受け、損保各社は個別に値下げ幅を検討し、2015年度にも保険料を下げる見通しだ。
損保各社は参考純率に加え、人件費などの経費を付加して保険料を決めているため、実際の平均値下げ幅は、参考純率の引き下げ幅よりは圧縮されるとみられる。算出機構は12年にも交通事故傷害保険の参考純率を平均1.3%引き下げており、改定は2年ぶり。
交通事故の死者数が減ったことに加え、入院日数も短くなり、損保各社が契約者に支払う保険金が減少しているため、死亡や後遺障害への補償部分について参考純率を10.3%引き下げたほか、入院の部分も4.8%下げた。
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