失業率16年ぶり低水準 3.5%、雇用情勢改善
- 2014年6月27日
- 日本発ニュース
【共同】総務省が27日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント低下の3.5%に改善し、1997年12月以来、16年5カ月ぶりの低水準になった。厚生労働省が同日発表した5月の有効求人倍率(同)も、前月比0.01ポイント上昇の1.09倍と18カ月連続で改善し、92年6月の1.10倍以来、21年11カ月ぶりの高い水準になった。
人手不足感から企業の採用意欲が強まっており、雇用情勢改善の動きが続いていることを示した。5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は消費税増税を受けて82年4月以来の大幅上昇となり消費への影響も懸念されるが、春闘の賃上げや好調な夏のボーナスと併せて、雇用が景気を下支えしそうだ。
男女別の失業率は、男性が3.7%、女性が3.4%。完全失業者数は242万人だった。総務省は「新たに職探しを始めた人の活動が就職に結びついており、雇用は持ち直しの動きが続いている」と説明している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ