ips臨床「中止も検討」 中核研究者、理研を批判

 【共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)による世界初の臨床研究を進める理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは2日、短文投稿サイトに「まだ始まっていない患者さんの治療については中止も含め検討する」と投稿した。

 STAP細胞問題で理研への批判が集まっているためで、世界的な注目を集める臨床研究にも波紋を広げた形だ。高橋氏は、万全を期すべき臨床研究で、このような状況では責任が持てないとしている。治療の準備を始めている患者については「やめることはできない」とした。

 理研が小保方晴子・研究ユニットリーダーの検証実験参加と懲戒委員会の審査中断を決めたことを「理研の倫理観にもう耐えられない」とツイッターで批判。共同通信の取材に「(倫理的に問題なのは)不正追及を後回しにし、処分が延長されることで事態の収拾が先送りになること。臨床は信用が命だ」とした。

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