内政外交、八方ふさがり オバマ氏と共和党対立激化

 【共同】オバマ大統領が内政、外交の重要政策を前進させられず、八方ふさがりになりつつある。実施まで4カ月を切った11月の中間選挙を前に、下院多数派の野党共和党との対立激化が主な原因。約2年半の残り任期で閉塞状況を打開し、功績を残す方策は見えないままだ。

 「私が大統領令を使って行動を起こすのは、深刻な問題があるのに議会が動こうとしない時だけだ」。オバマ氏は先月末、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革関連法案について、共和党のベイナー下院議長が年内採決を見送る考えを伝えてきたことに不満をぶちまけた。

 与党民主党は、中間選挙で上下両院ともに苦戦する可能性があり、オバマ氏が注力してきた移民制度改革は事実上頓挫したとの見方が強まる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る