電池切れ機器持ち込み禁止　米直行便、携帯電話も

　【共同】米運輸安全局（TSA）は6日、海外の特定の空港から米国に向かう直行便の機内に、携帯電話を含む電池切れの機器の持ち込みを認めないと発表した。爆発物の持ち込みを警戒しているとされ、ロイター通信によると欧州、中東、アフリカの空港で警戒を強化している。

　ジョンソン国土安全保障長官が2日、関係当局に特定の空港での警備強化を指示したことに基づく措置。電池切れの電子機器を所持している乗客には、追加の保安検査が行われる可能性があるとしている。

　ロイターによると、タブレット端末やノートパソコンも警備強化の対象に含まれる。米当局は理由や対象空港を明らかにしていないが、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」や「アラビア半島のアルカイダ（AQAP）」による米航空機を狙った爆破計画の可能性を懸念しているという。

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