H2A公開、近く種子島へ 秋にひまわり8号打ち上げ

 【共同】今秋に打ち上げ予定の次期気象衛星ひまわり8号を搭載するH2Aロケット25号機の機体部分が30日、製造元の三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開された。

 既に工場での作業はほぼ終わり、早ければ8月3日にも鹿児島県の種子島宇宙センターへ海上輸送され、ひまわり8号の打ち上げに向けた最終準備に入る。

 公開された機体部分は、全長約53メートルのロケットのうち、衛星を格納する先端部を除いた約40メートルで、1段目と2段目に分かれる。いずれも直径約4メートルの円筒形の表面は、燃料の液体水素や液体酸素の蒸発を防ぐため、オレンジ色の断熱材が覆っている。

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