ANA、黒字転換 ミャンマー出資は撤回
- 2014年7月30日
- 日本発ニュース
【共同】ANAホールディングスが30日発表した2014年4〜6月期連結決算は、純損益が34億円の黒字に転換した。傘下の全日本空輸の年金制度見直しに伴って99億円の特別利益を計上したことが主因だ。前年同期は66億円の赤字だった。
同時に、13年8月に打ち出したミャンマーの中堅航空会社への出資を撤回すると発表した。航空会社が乱立し競争が激化していると判断した。
売上高は10.0%増の3868億円。羽田空港の発着枠が拡大した効果で、ビジネス利用を中心に国際線の旅客収入が伸びた。消費税増税の影響が懸念された国内線も堅調だった。円安や燃油高に伴うコスト増をカバーし、本業のもうけを示す営業損益は3億円の黒字を確保した。
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