クラウド帯域幅の緊急手配技術を共同開発へ 〜 AT&T、IBM、ACSが提携
- 2014年7月30日
- ハイテク情報
AT&TとIBM、そしてアプライド・コミュニケーション・サイエンシズ(Applied Communication Sciences=ACS)の3社は、新たなSDN(software-defined networking)技術を共同開発することで提携した。
ギガOM誌によると、3社の目的は、データ・センターに不測の事態が起きた場合に追加の帯域幅を迅速に確保してアクセスできるようにする技術をクラウド・サービス・プロバイダーに提供することだ。
クラウド・サービス・プロバイダーは、データ・センターのIT資源稼働状況(極度の密度上昇)や障害発生、被災といった各種の要因で引き起こされるサーバー群の不具合や稼働停止によって、クラウド電算性能の極端な変動や利用規定の変更への対応に悩まされている。
そういった場合に帯域幅を追加で活用できれば、クラウド・サービスを安定的に提供できるという大きな利点をかなえられる。
3社はそれに向けて、非常に強力なIT資源管理システムを土台にした新たなSDNの試作技術を共同開発中だ。最終的には、帯域幅が急きょ必要となった場合に、帯域幅を迅速に確保してデータの流れを最適化するシステムを提供する計画だ。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
米技術大手ら、メキシコでの製造拡大に注力 〜 台湾の技術製品メーカーらに熱心に働きかけ
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
米国内都市圏の住宅所有者らは自然災害に要注意〜異常気象による損害危険の高い地域が明確に
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ドライバーの過半数が「AVは怖い」~AAA調査
-
2024年5月13日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EVへの関心、ますます低下~消費者、メーカーの思惑に反し
-
インフルエンサーとブランドをつなぐプラットフォームで台頭 〜 ショップマイ、1850万ドルを調達
-
シンケイ・システムス、魚の活け締め技法を機械化 〜 完成に接近、鮮魚流通網に革新をもたらす可能性
-
ドキュサイン、インテリジェント契約管理サービスを発表 〜 電子署名ソリューション以外に事業を拡大
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開