クラウド帯域幅の緊急手配技術を共同開発へ 〜 AT&T、IBM、ACSが提携

 AT&TとIBM、そしてアプライド・コミュニケーション・サイエンシズ(Applied Communication Sciences=ACS)の3社は、新たなSDN(software-defined networking)技術を共同開発することで提携した。

 ギガOM誌によると、3社の目的は、データ・センターに不測の事態が起きた場合に追加の帯域幅を迅速に確保してアクセスできるようにする技術をクラウド・サービス・プロバイダーに提供することだ。

 クラウド・サービス・プロバイダーは、データ・センターのIT資源稼働状況(極度の密度上昇)や障害発生、被災といった各種の要因で引き起こされるサーバー群の不具合や稼働停止によって、クラウド電算性能の極端な変動や利用規定の変更への対応に悩まされている。

 そういった場合に帯域幅を追加で活用できれば、クラウド・サービスを安定的に提供できるという大きな利点をかなえられる。

 3社はそれに向けて、非常に強力なIT資源管理システムを土台にした新たなSDNの試作技術を共同開発中だ。最終的には、帯域幅が急きょ必要となった場合に、帯域幅を迅速に確保してデータの流れを最適化するシステムを提供する計画だ。

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