外国実習生保護へ新機関 新法で立ち入り権限
- 2014年8月5日
- 日本発ニュース
【共同】政府は4日、外国人技能実習制度で、実習生を保護し、雇用する企業などに対する監督、指導を強化するため、立ち入り調査権限のある新たな機関を創設する方針を固めた。2015年の通常国会に新法案などを提出、15年度中の実施を目指す。
技能実習制度をめぐっては転職の自由がないなど弱い立場に置かれていることから賃金不払いや人権侵害などが絶えず、過労死が疑われる突然死も相次いでいる。安倍政権は人手不足解消のため、受け入れ拡大を目指しており、国民の理解を得るためには実習生保護に力点を置いた対策が必要と判断した。
技能実習制度は、日本の技術を新興国に伝えるのが目的で1993年に導入されたが、第1次産業を中心に安価な労働力として使われている実態がある。
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