米自動車3社、業績明暗 リコールでGM大幅減益
- 2014年8月7日
- アメリカ発ニュース
【共同】米自動車大手3社の2014年4〜6月期決算が6日、出そろった。米景気回復を追い風に2位のフォード・モーターと3位のクライスラーが増益だったのに対し、最大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、大規模リコール(無料の回収・修理)の関連費用が響いて大幅減益となり、明暗を分けた。
6日発表したクライスラーは売上高が前年同期比14%増の204億5400万ドル(約2兆900億円)、純利益も22%増の6億1900万ドル。世界での販売台数は12%増の約72万3000台だった。「ジープ」ブランドのスポーツタイプ多目的車(SUV)の好調な販売がけん引した。
フォードの純利益も6%増の13億1100万ドルとなり、欧州債務危機の影響で不振が続いていた欧州地域の事業が黒字化したのが貢献。世界販売は1%減の約166万1000台だった。
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