八尾工場の土地売却へ シャープ、生産は継続
- 2014年8月12日
- 日本発ニュース
【共同】経営再建中のシャープが、冷蔵庫などの国内主力工場である八尾工場(大阪府八尾市)の土地を売却する検討に入ったことが12日分かった。業績回復に向けたリストラの一環。売却益を特別利益として計上し、2015年3月期連結決算で黒字確保を目指す。
当面は売却先の企業と工場の賃貸契約を結んで家電の生産を続け、従業員の雇用を維持する見通しだ。大阪府藤井寺市にある物流拠点も年内に売却する方針で、八尾工場の土地を合わせた売却額は計100億円規模になるとみられる。
八尾工場の土地は約13万平方メートルあり、近畿自動車道のインターチェンジにも近いことから、物流会社などが売却先の候補となりそうだ。
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