シリアで日本人拘束か イスラム国、ネットに映像

 【共同】外務省は17日、内戦中のシリア北部アレッポで日本人男性が、イラクやシリアで活動する過激派「イスラム国」に拘束されたとの情報があり、確認を急いでいると明らかにした。安否は不明。インターネット上には、この人物が武装勢力に尋問を受けている映像が公開された。

 シリアの反体制武装組織「イスラム戦線」の地区幹部は共同通信の電話取材に応じ、男性が同組織に同行していたと証言。男性が残したパスポートから湯川遥菜さん(42)とみられる。イスラム国との戦闘を取材に行き、アレッポ近郊で拘束されたという。

 幹部は自分たちが拘束しているイスラム国の戦闘員との「捕虜交換」の形で湯川さんや仲間の解放を目指していると述べた。シリアではイスラム国やイスラム戦線などの反体制派が入り乱れ、反体制派間での戦闘も発生している。ただ、イスラム国から回答など明確な反応はないという。

■捕虜交換で日本人解放目指す シリア反体制派幹部

 【共同】シリア北部アレッポ近郊で拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)=千葉市=について、同国北部で同行していた反体制派武装組織「イスラム戦線」の地区幹部は18日までに、自分たちが拘束している過激派「イスラム国」戦闘員との「捕虜交換」の形で湯川さんらの解放を目指していると述べた。

 ただ、イスラム国からは回答など明確な反応はないという。

 内戦が泥沼化するシリアではイスラム国やイスラム戦線などの反体制派が入り乱れ、反体制派間の戦闘も発生、イスラム戦線もイスラム国の戦闘員を捕虜にしている。

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