未承認薬「他に手段なし」 エボラ出血熱、投与の背景

 【共同】西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染者に、未承認の治療薬を投与することは倫理にかなう―。世界保健機関(WHO)による異例の容認。その専門家会合に参加した同志社大の位田隆一特別客員教授(生命倫理)が18日までに電話取材に応じ「次に打つ手はこれしかないという判断だった」と舞台裏を語った。

 WHOによると、12人の専門家が参加した11日の会合では満場一致で容認が決まったという。

 位田氏は「安全性が確認されていなければ使わない。理屈はそうだが、これまでの対策だけでは感染拡大を防げない」と指摘。さらに致死率の高さや、感染地域の医療体制が脆弱で医療従事者の犠牲が相次いでいる現状などを考慮し、特例措置を認めたと説明した。

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