州兵展開、外出禁止は解除 黒人射殺、大陪審が審理へ

 【共同】ミズーリ州セントルイス近郊ファーガソンの警察官による黒人青年射殺事件で、ニクソン州知事は18日、2日前に出した夜間外出禁止令を解除すると発表した。一方、18日から州兵を新たに展開させており、治安回復への効果を見極める考えだ。

 AP通信によると、ミズーリ州の大陪審は、被害者のマイケル・ブラウンさん(18)を射殺した白人警察官ダレン・ウィルソン氏を起訴するかどうか近く審理する。ブラウンさんの母親は18日のテレビ番組で「警察官を逮捕し、説明責任を果たせば(混乱状態の)改善につながる」と語った。

 住民の抗議デモが続くファーガソンの目抜き通りには18日、州兵の姿や車両が多く見られた。1カ所に集団で集まったり、騒いだりすると直ちに解散を指示される。地元警察はこれまで、昼間に限っては比較的穏やかに対応していたが、州兵の対応は大きく異なる。

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