コムテックが身売りも検討〜通信機器大手
- 2014年8月26日
- 米国ビジネス
通信機器大手のコムテック・テレコミュニケーションズ(Comtech Telecommunications、ニューヨーク州)は25日、吸収・合併や身売りを含む市場戦略の選択肢を模索していることを明らかにした。
ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、コムテックは投資銀行シティグループを通じて売却の可能性を探り、ここ数週間に複数の相手から興味の感触を得た。
コムテックは商業用および政府用の衛星通信機器の製造大手。ロイターに対し、市場戦略の見直しでシティグループを金融顧問に、プロスカウアー・ローズを法務顧問にしていることを認めた。25日現在の同社の時価総額は5億9000万ドル。
コムテックは過去にも何度か身売りを検討したことがあり、関係筋は今回身売りが実現するかどうかは未知数と述べた。同社は長年にわたって宇宙・防衛産業大手の買収対象になっており、ここ数年はエアバスやその親会社EADSなどと協議したことがあるという。
10〜11年には収入の約半分を占めた軍需大手との契約を失ったコムテックは、最近は非軍需企業との契約を増やしている。
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