富士通、ストレージ機器の開発に注力 〜 インテルと共同でセフの製品を統合

 富士通は、インテル(Intel)のハードウェアとセフ(Ceph)のファイル・システムを統合する機器類を開発する計画を明らかにし、ソフトウェア定義型ストレージ事業に注力する姿勢をあらためて示した。

 富士通は現在、ネットアップ(NetApp)の「仮想化ストレージ・アプライアンス」を同梱する唯一のサーバー・メーカーでもある。仮想化機器類は近年、重要性を増しており、それと同時に、オブジェクト・ストレージと大規模データ(Big Data)も成長中だ。富士通はそれら三つすべての市場で事業展開する戦略を示したと言える。

 レジスター紙によると、富士通はそれらすべての新製品を来週開かれるインテル開発者フォーラムで披露する計画で、さらに、インテルのジーオン(Xeon)が、大規模データ機器市場を標的にした富士通の新型ストレージ節点に採用されることも明らかにした。

 新製品の一つであるソフトウェア基盤分散型ストレージ(SBDS=software-based distributed storage)は、「さらに高い水準の拡張性と柔軟性、そして俊敏性を提供できる」と富士通は説明している。

 同社は現在、チップジラ(Chipzilla)の仮想化ストレージ・マネージャーをセフのクラスター管理向けシステムに統合できるよう、インテルとの共同開発に取り組んでいる。

 富士通はセフのファイル・システムを使うことで、「実質的に無制限の」ストレージ向けのオブジェクト・ストレージ・システムを向上させるインターフェイスを提供しようと狙っている。

 それと同時に、セフは、オープンスタック(OpenStack)プロジェクトの一環でもあるため、セフのファイル・システムに対応する製品群を拡充することで、オープンスタック利用企業の市場開拓力を強められる、と富士通は期待する。

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