濃縮ウランの加工進む イラン核めぐり報告書
- 2014年9月19日
- 世界のニュース
【共同】国際原子力機関(IAEA)は19日、イランが核問題の解決に向け、欧米など6カ国と合意した第1段階の措置(共同行動計画)の履行に関する新たな報告書をまとめた。濃縮ウランを核兵器に使えないよう加工する作業の進捗状況をまとめており、外交筋は「作業が進んでいる」と評価した。
報告書によると、イランは濃縮度約20%のウランから転換した核燃料物質約100キロのうち、研究用原子炉の燃料生産のために約12.5キロを使用した。8月の報告では約3.5キロにとどまっていた。
また、イランは2%以下の濃縮ウラン約4118キロを天然ウラン並みの濃度に希釈する作業も開始した。
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