国立解体、入札やり直し 事前に工事費内訳書開封

 【共同】内閣府の政府調達苦情検討委員会は30日、国立競技場(東京都新宿区)の解体工事で、入札額が分かる工事費内訳書を事前に開封したとして、日本スポーツ振興センター(JSC)に落札業者との契約を破棄し、入札をやり直すよう提案した。JSCは同日、提案受け入れを表明した。

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場を建設するための解体工事だったが、入札は2度にわたり失敗、次回が再々入札となる。解体開始は当初の7月予定から大幅にずれ込み、12月中旬になりそうだ。

 JSCは本体工事と解体工事を並行するなどして、新国立は当初の予定通り19年3月の工事完了を見込んでいる。

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