日本郵便、国際宅配便強化 フランス郵便の子会社と提携

 【共同】日本郵政グループの日本郵便は3日、フランスの郵便会社ラ・ポストの子会社と資本・業務提携し、国際宅配便事業を強化すると発表した。現在は海外の集配を現地の郵便会社などに委託していたが、アジアを中心に自社グループの物流網に置き換え、サービスを向上させる。ネット通販などの普及で急速に成長する国際宅配便を収益の柱にする。

 日本郵便はアジアやオセアニア、欧州向けの国際宅配便「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」を30日に始める。荷物が届く予定日を宅配便の受け付けの際に、より正確に伝える。配達にかかる日数も短縮できる見通しだ。

 日本郵便は提携に合わせ、ラ・ポストの傘下の物流大手、ジオポストの香港の関連会社に14・9%を出資する。日本郵政グループが海外企業に出資するのは初めて。取得額は明らかにしていない。

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