「象のオリ」解体開始 米軍三沢基地、冷戦の象徴

 【共同】米軍三沢基地(青森県三沢市)で15日、1965年から旧ソ連や中国などの無線を傍受し、東西冷戦の象徴とも呼ばれた巨大アンテナ、通称「象のオリ」の解体が始まった。16日以降、クレーンなどを使って施設を取り壊す作業に着手し、約1年かけて撤去する予定。跡地は米兵や家族向けのスポーツ施設などに活用する計画という。

 三沢基地によると、正式名称は「AN/FLR―9」で、高さ約40メートル、直径約440メートルのアンテナ群。全体が円筒形の巨大なオリのように見える。施設の老朽化や通信技術の変化を受け2012年に運用を停止、撤去する方針を示していた。

 この日解体式が開かれ、かつて運用に当たった米軍関係者や三沢市幹部らが参加。アンテナ群の内部にある情報分析用の施設などを見て回った。

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