安保法制整備を説明か 日韓防衛次官級会談

 【共同】徳地秀士防衛審議官は29日、ソウルを訪問し、韓国国防省の白承周次官と約1時間にわたり会談した。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で連携を確認し、徳地氏が集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制整備や日米防衛協力指針(ガイドライン)改定などについて説明したとみられる。

 徳地氏は会談の冒頭、「来年は日韓国交正常化50周年の節目を迎える」とした上で「日本と韓国の防衛関係をさらに発展させていきたい」と述べた。白氏は「韓日が50周年をより意義深く過ごせる政治的環境がつくられることを期待する」と応じた。

 会談内容は明らかになっていないが、徳地氏は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結を呼び掛けた可能性がある。同協定は2012年、締結直前に韓国世論の反対を受けて中止されて以来、棚上げ状態となっている。

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