オリオン宇宙船、試験決行 事故影響なしとNASA

 【共同】航空宇宙局(NASA)は6日、来月4日に予定する次世代宇宙船「オリオン」試験機の無人飛行の日程について、相次ぐ民間ロケットや宇宙船の事故に伴う変更はないと発表した。

 NASAの責任者は記者会見で、オリオンの試験飛行に使われる技術は、事故が起きたオービタル・サイエンシズのアンタレスロケットやヴァージンギャラクティックの宇宙船スペースシップ2とは共通点がないと指摘。「(宇宙開発の)リスクの高さをあらためて思い出させた」としながら「計画の変更は何もない」と述べた。

 NASAは将来、4人乗りのオリオン宇宙船を使って火星や小惑星への有人飛行に挑む構想。今回の試験飛行では、人を乗せずに大型ロケット「デルタ4ヘビー」で打ち上げ、地球を2周して太平洋に帰還させる。大気圏突入時の高熱から飛行士を守る耐熱材の機能などを確かめるのが目的。オリオンはNASAとロッキード・マーチンが開発している。

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