オリオン宇宙船、試験決行 事故影響なしとNASA

 【共同】航空宇宙局(NASA)は6日、来月4日に予定する次世代宇宙船「オリオン」試験機の無人飛行の日程について、相次ぐ民間ロケットや宇宙船の事故に伴う変更はないと発表した。

 NASAの責任者は記者会見で、オリオンの試験飛行に使われる技術は、事故が起きたオービタル・サイエンシズのアンタレスロケットやヴァージンギャラクティックの宇宙船スペースシップ2とは共通点がないと指摘。「(宇宙開発の)リスクの高さをあらためて思い出させた」としながら「計画の変更は何もない」と述べた。

 NASAは将来、4人乗りのオリオン宇宙船を使って火星や小惑星への有人飛行に挑む構想。今回の試験飛行では、人を乗せずに大型ロケット「デルタ4ヘビー」で打ち上げ、地球を2周して太平洋に帰還させる。大気圏突入時の高熱から飛行士を守る耐熱材の機能などを確かめるのが目的。オリオンはNASAとロッキード・マーチンが開発している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る