警官不起訴なら混乱再燃も 黒人青年射殺で大陪審

 【共同】黒人住民らの激しい抗議活動を招いたミズーリ州の白人警察官による黒人青年の射殺事件は、警察官の起訴を判断する大陪審の結論が今月後半にも出る見通しになった。住民側の願いとは逆の不起訴説が有力で、火炎瓶と催涙ガスが行き交った混乱再燃の不安が広がる。州当局などは警戒を強化した。

 ニクソン州知事は11日の記者会見で「みっともないことは繰り返させない」と述べ、州兵による対応を含めた万全の準備で臨むと強調した。警察も訓練を重ねてきた。

 大陪審のポイントは、警察官ダレン・ウィルソン氏による射殺が正当と見なせるかどうかにある。同氏は自分の警察車両内で言い争いになった黒人青年マイケル・ブラウンさん=当時(18)=に拳銃を奪われそうになり、身の危険を感じたと主張しているもようだ。車内で最初の発砲があったとされる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る