銃器メーカーのコルト、債務不履行を辛くも回避

 米老舗銃器メーカーのコルト・ディフェンスがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが生じたものの、社債保有者への債務返済期限だった17日までに資金が調達でき、ぎりぎりでデフォルトを回避できたことが分かった。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、コルトは18日、モルガン・スタンレー系機関から7000万ドルの融資を取り付けたと発表した。その前日が社債保有者らに1090万ドルを返済する期限だった。

 17日に返済できなかった場合、30日間の返済猶予期間に入り、12月15日までに債務を返済できなければデフォルトに陥る恐れがあった。コルトはライフル銃や拳銃の需要低迷に悩まされている。

 コルトが今回取り付けた融資は、2018年が期限の長期ローン。社債返済金の残りは同社が現在抱える5000万ドルのローン返済に充てられる。

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