1票の格差2.14倍 2倍以上は13選挙区

 【共同】総務省は2日、衆院選公示に合わせて1日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)を発表した。全国295小選挙区の「1票の格差」は最大2.14倍で、格差2倍以上は13選挙区だった。今回衆院選から格差是正のための定数「0増5減」が適用されたが、最高裁が問題視する格差2倍以上が依然として残っている実態が明らかになった。

 総有権者数は1億424万9182人で、前回2012年衆院選時より11万1000人減った。有権者数の最多は東京1区(49万5724人、千代田区など)で、最少は宮城5区(23万1668人、石巻市など)だった。

 1票の格差は選挙区間の有権者数の差で生じる。0増5減により、10年国勢調査人口に基づく算定では最大格差は1.998倍に縮小した。有権者数とは統計方法が違うため一概に比較できないが、地方から都市部への人口流出により格差が広がる傾向にあるとみられる。

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