経済政策は喫緊の課題に直面 財務次官が講演

 【共同】シーツ財務次官(国際問題担当)は3日、首都ワシントンで講演し、日欧の経済の弱さやエボラ出血熱の流行、ウクライナ情勢など「経済政策担当者は非常に重要で差し迫った課題に直面している」と述べ、世界経済の成長を後押しするため各国による一段の取り組みが必要だとの見方を示した。

 20カ国・地域(G20)は全体として経済成長率を2018年までに2.1%引き上げる計画をまとめている。次官は、米国経済の回復は力強さを増してきたものの、世界的には「(G20の)目指すところへ届かないままだ」と述べ、必要な政策が十分にとられているようにはみえないと指摘した。

 世界経済の成長を持続的なものにするためには「強い金融基盤」をつくり上げることも必要だと指摘。国際的に活動する巨大金融機関に対し、損失を吸収できるだけの十分な能力を確保するよう義務づけ、経営が破綻した場合でも混乱なく処理が可能になるよう規制を進めることが重要だと強調した。

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