タカタ、全米リコールへ 部品増産に「強力な措置」 欠陥エアバッグ問題

 【共同】自動車部品大手タカタは日本時間3日、エアバッグの欠陥問題で米当局からリコール(無料の回収・修理)の全米への拡大を命じられたことを受け、交換部品の生産能力増強に向け「強力な措置を取る」とする声明を出し、当局に協力する姿勢を示した。タカタが生産態勢の強化を打ち出したことで、リコールは全米規模に拡大する見通しとなった。

 下院エネルギー・商業委員会の小委員会は東部時間3日、この問題に関する公聴会をワシントンで開いた。

 声明はリコールの全米拡大を明言していない。タカタは自動車メーカー側の意向や部品増産態勢の進展、世論の動向を踏まえて最終判断するとみられる。

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